BTSとMRTの違いと上手な使い方|初心者向けバンコク電車ガイド

タイ・バンコクを旅行する際、欠かせない移動手段が「BTS(スカイトレイン)」と「MRT(地下鉄)」です。道路の渋滞を避け、快適に市内を移動するには電車の活用がとても便利。しかし、初めての旅行者にとっては、BTSとMRTの違いや乗り方が少しわかりにくいのも事実。
この記事では、BTSとMRTの違い、料金、路線、乗り方のコツ、観光スポットへのアクセス方法まで徹底解説します。バンコク初心者でも安心して利用できるよう、具体例を交えてご紹介します。
目次
1. BTSとMRTとは?基本の違いを理解しよう
- BTS(Bangkok Mass Transit System)
通称「スカイトレイン」。高架鉄道で、バンコク中心部を南北・東西に走っています。ショッピングモールやホテル街など、観光エリアのアクセスに便利です。 - MRT(Metropolitan Rapid Transit)
地下鉄。BTSがカバーしていない官公庁街や住宅エリア、ローカルスポットへアクセス可能。新路線も続々開通中です。
項目 | BTS | MRT |
---|---|---|
種類 | 高架鉄道 | 地下鉄 |
乗り換え | 一部可能 | 一部可能 |
対応エリア | 観光中心部 | 広域でローカルまで対応 |
見つけやすさ | 高架で目立つ | 地下で入り口が分かりにくいことも |
2. 路線図と主要エリアの特徴
- BTSスクンビット線(緑):サイアム、アソーク、プロンポン、オンヌットなど
- BTSシーロム線(暗緑):サラデーン、ナショナルスタジアム、サパンタクシンなど
- MRTブルーライン:スクンビット、チャトチャック、フアランポーン駅(国鉄ターミナル)
- MRTイエローライン、パープルライン:郊外へのアクセス用(観光者には使用頻度低め)
3. 料金の仕組みと支払い方法
- BTS料金:16〜59バーツ(距離による)
- MRT料金:17〜43バーツ程度
支払い方法
- 現金(券売機)
- ラビットカード(BTS専用ICカード)
- MRTカード(MRT専用ICカード)
- QRコード決済やクレカ対応の駅も増加中
※BTSとMRTはICカードの互換性がありません(共通ではない点に注意)
4. チケットの買い方とICカードの活用
チケットの買い方
- 駅の券売機で「行き先駅」を選んで現金支払い
- MRTでは小銭のみの券売機が多いため、両替が必要なことも
ICカードのすすめ
- ラビットカード(BTS):デポジット+チャージ式。改札がスムーズ
- MRTカード(MRT):同様にチャージ方式。混雑回避に便利
旅行者向けには1日乗車券や、観光フリーパスなどの特別チケットも販売中
5. 乗り換えの注意点とスムーズな移動法
- BTSとMRTの乗り換えは、**アソーク駅(BTS)⇔スクンビット駅(MRT)**が定番ルート。
- 駅構内では一度改札を出て、別の路線に乗り換える必要があります(別料金になることに注意)
アドバイス:目的地の最寄り駅がBTSかMRTかを事前に調べておくとスムーズ!
6. 観光スポット別!おすすめの利用路線
観光スポット | 最寄り駅と路線 | メモ |
---|---|---|
サイアムパラゴン | BTSサイアム駅 | 買い物・食事に便利 |
チャトチャック市場 | MRTチャトチャック駅 or BTSモーチット駅 | 土日限定の巨大市場 |
ターミナル21 | BTSアソーク駅 or MRTスクンビット駅 | 両路線使える人気モール |
ワットポー/王宮 | MRTサナームチャイ駅 | 地下鉄が便利な旧市街 |
チャオプラヤー川 | BTSサパンタクシン駅 | 船乗り場へのアクセスに最適 |
7. 混雑時間帯と対策
- 混雑時間:朝7:30〜9:30、夕方17:00〜19:00
- 特にBTSスクンビット線は通勤ラッシュで混雑しやすいです。
対策
- 混雑時間を避けて移動
- ICカードでスムーズに改札通過
- 女性専用車両(BTSのみ)もあり
8. まとめ:バンコク旅行は電車を使いこなそう
BTSとMRTをうまく使い分けることで、バンコクでの移動はグッと快適になります。
高架鉄道のBTSは観光エリア、地下鉄のMRTはローカルな街や官公庁エリアに強いのが特徴です。初めてのタイ旅行でも、事前にルートと駅を確認し、ICカードやGoogleマップを活用すれば迷うことなく移動できます。
混雑を避けて、快適で効率のよいバンコク観光を楽しみましょう!