タイ旅行でクレジットカードは使える?おすすめカードと現金との使い分け

近年キャッシュレス化が進むタイ。観光地や都市部ではクレジットカードを使える場面が増えていますが、全土で万能というわけではありません。タイ旅行をより快適に楽しむには、クレジットカードと現金のバランスよい使い分けがカギとなります。この記事では、「クレジットカードはどこで使えるのか?」「現金が必要な場面は?」「旅行者におすすめのカードは?」といった疑問に答えつつ、スマートなお金の使い方を解説します。

1. タイでクレジットカードは使えるの?

結論から言えば、タイではクレジットカードは比較的使える国です。特に以下のような場面ではカードが一般的に利用できます:

  • ホテル(中級以上)
  • 高級レストラン・カフェ
  • ショッピングモール(MBK、セントラルワールドなど)
  • コンビニ(7-Eleven、Family Mart)
  • 配車アプリ(Grab)やフードデリバリー(foodpanda)

ただし、現金のみ対応の場所もまだまだ多いのが現実。地方のローカル店や屋台、タクシーなどでは、現金が基本です。

2. クレジットカードが使える場所・使えない場所

シーンカード対応状況補足
ホテル(3つ星以上)デポジット支払いもカードが基本
レストラン(高級・観光地)サービス料込か要確認
カフェ・バー◯〜◎都市部では対応進む
ローカル食堂・屋台×現金必須
コンビニタッチ決済対応も増加
タクシー(流し)×基本は現金。Grabはアプリ内決済可能
マーケット(ナイトマーケット等)×〜△現金がベスト。QRコード決済も一部対応あり

3. タイ旅行におすすめのクレジットカード

タイ旅行に適したカードの条件は以下の通りです:

  • ✅ 海外旅行保険が自動付帯
  • ✅ タッチ決済(Visaタッチ、Mastercardコンタクトレス)対応
  • ✅ 海外キャッシング可能
  • ✅ 為替手数料が低い(1.6〜1.7%程度)

おすすめ例:

  • エポスカード
     → 海外旅行保険が自動付帯、年会費無料
  • 三井住友カード(NL)
     → タッチ決済+高セキュリティ、スマホアプリ連携が便利
  • 楽天カード(VISA)
     → 現地でも使いやすく、ポイント還元あり
  • Revolut / Wise(プリペイド型)
     → 両替レートが良く、アプリ管理に最適

※いずれもVisaかMastercardがおすすめ。JCBは対応店舗が少なめ。

4. クレジットカードと現金の上手な使い分け方

クレジットカードを使うべき場面:

  • 宿泊費やショッピングなど高額支払い
  • Grab、デリバリーなどアプリ決済
  • コンビニや空港、ショッピングモール

現金が必要な場面:

  • 屋台・ローカル食堂での食事
  • チップ(マッサージやポーターなど)
  • タクシーや小規模マーケット
  • トイレ利用時(5〜10バーツ)

目安としては、1日500〜1,000バーツ程度の現金を持ち歩くと安心です。残りはカードで支払うのが安全で効率的です。

5. お金の管理で気をつけたい注意点

  • スキミングに注意:店舗でカードを預けず、必ず自分で操作を確認
  • ATM手数料:タイのATMでは1回220バーツ程度の手数料がかかる。海外キャッシングはまとめて引き出すのが得策
  • レシートの確認:外国人に見てわからないと過剰請求される可能性も。金額を必ず確認
  • カードの暗証番号:タイではPIN入力が必要な場面が多いため、渡航前に確認・暗記しておくこと

まとめ|タイでは「カード+現金の併用」が基本!

タイ旅行では、クレジットカードだけでもある程度対応可能ですが、完全キャッシュレスとはいきません。高額決済はカード、日常的な支払いは現金というように、「使い分ける意識」が重要です。

信頼できるクレジットカードを選び、現金も適度に用意することで、安心かつスマートな旅行を楽しみましょう!

(Photo by unsplash.com)