タイでの銀行口座開設ガイド:外国人におすすめの銀行とバンコク銀行の手続き方法
タイに移住したら、まず必要になるのが現地での銀行口座の開設です。特に外国人にとって、スムーズな金融取引や現地生活をより快適にするために、タイ国内での銀行口座開設は必須です。本記事では、外国人が口座を開設しやすい銀行をいくつかご紹介し、最後にバンコク銀行の具体的な口座開設方法と、日本人向けに特化した「ジャパンデスク」について詳しく解説します。
目次
1. タイの主な銀行一覧
タイには多数の銀行があり、それぞれが独自のサービスを提供しています。以下は、タイ国内で広く利用されている主な銀行の一覧です:
- バンコク銀行(Bangkok Bank)
- アユタヤ銀行(Krungsri Bank)
- カシコン銀行(Kasikorn Bank)
- クルンタイ銀行(Krungthai Bank)
- オムシン銀行(Government Savings Bank)
- サイアム商業銀行(Siam Commercial Bank)
- ttb銀行(TMBThanachart Bank)
- UOB銀行(United Overseas Bank)
これらの銀行は、タイ国内の都市部や地方にも多数の支店を展開しており、各銀行ともに外国人向けのサービスを提供しています。
2. 日本人がよく利用する銀行
タイに住む日本人駐在員や長期滞在者が特によく利用する銀行もあります。これらの銀行は、日本人向けのサポートやサービスが充実しているため、安心して利用できるのが特徴です。以下は、日本人が特に利用することの多い銀行です:
- バンコク銀行(Bangkok Bank)
- アユタヤ銀行(Krungsri Bank)
- カシコン銀行(Kasikorn Bank)
これらの銀行では、日本語対応が可能な支店やスタッフがいることが多く、特に初めてタイに移住する日本人にとって便利です。
3. 外国人におすすめの銀行
3.1 バンコク銀行(Bangkok Bank)
バンコク銀行は、タイで最も大手の商業銀行の一つで、外国人にとって最も親しみやすい銀行です。支店数が多く、特にバンコク市内では利便性が非常に高いです。また、日本人向けのサービスが充実しており、後述する「ジャパンデスク」もその一環です。
3.2 カシコン銀行(Kasikorn Bank)
カシコン銀行は、オンラインバンキングやアプリの使いやすさで人気があります。英語対応のアプリや、支店でも英語が通じるスタッフが多く、外国人にとって使いやすい銀行の一つです。また、口座開設の手続きが比較的簡単で、少ない書類で開設できる点も魅力です。
3.3 サイアム商業銀行(Siam Commercial Bank)
サイアム商業銀行は、タイ国内で広く展開しており、バンコクを中心に多くの支店があります。口座開設時の手続きがスムーズで、外国人向けのサポートも充実しています。また、SCBのクレジットカードはタイ国内での使用に非常に便利です。
4. バンコク銀行の口座開設方法
バンコク銀行は外国人が口座を開設する際に特に人気があります。以下に、バンコク銀行での口座開設手順を詳しく解説します。
4.1 必要書類
バンコク銀行で口座を開設するには、以下の書類が必要です:
- パスポート:有効期限が切れていないもの
- タイでのビザ:観光ビザ以外が推奨されますが、観光ビザでも口座開設可能な場合があります
- タイ国内での住所証明:賃貸契約書や電気・水道の請求書、もしくはワークパーミットが該当します
- 電話番号:タイ国内での連絡先が必要です
4.2 口座開設の手順
- 最寄りのバンコク銀行支店を訪問 まずは最寄りのバンコク銀行支店を訪れましょう。多くの支店で英語が通じるため、言語の心配は不要です。
- 窓口で口座開設を申し込む 窓口で口座開設を希望する旨を伝え、必要書類を提出します。銀行スタッフが書類を確認し、その場で口座開設の手続きを進めてくれます。
- デビットカードの発行 口座開設が完了すると、デビットカードを発行してもらえます。通常、その場で受け取ることができるため、すぐに使用開始が可能です。
- オンラインバンキングの設定 バンコク銀行のオンラインバンキングサービスは、口座開設と同時に設定できます。これにより、24時間いつでも口座の残高確認や送金が可能になります。
5. バンコク銀行のジャパンデスクと支店情報
バンコク銀行の特筆すべきサービスの一つが「ジャパンデスク」です。このデスクは、日本人駐在員や現地在住の日本人向けに、バンコク銀行内に設置された専用の窓口です。
5.1 シーロム本店のジャパンデスク
バンコク銀行のシーロム本店は、タイ国内で唯一、日本語窓口がある支店です。BTSサラデーン駅から徒歩3分、シーロム通り沿いという好立地にあり、アクセスも非常に便利です。日本語窓口はシーロム本店1階の開設カウンター内にあり、正面入り口を入って左側にあるエスカレーターの間を進み、突き当たりにある口座開設カウンターの入り口で、日本語サービスの番号札を発券してください。
日本語のできるタイ人スタッフが常駐しており、口座開設や取引のサポートをしてくれます。また、銀行のサービスで不明な点がある場合も、日本語で問い合わせができるため、安心して利用できるでしょう。
シーロム本店の基本情報:
- 住所:333 Silom Road, Bangkok 10500
- 営業時間:8:30~16:00(土・日および中央銀行の定めた日は休業)
5.2 東京支店
バンコク銀行は東京にも支店を構えています。新規の口座開設はできませんが、東京支店では以下のサービスが提供されています:
- 各種預金(新規の口座開設は不可)
- 貿易金融
- 外国為替
- 企業向け融資
- 海外送金
東京支店の基本情報:
- 住所:105-0003 東京都港区西新橋2丁目8-10 バンコック・バンク・ビルディング
- 電話番号:03-3503-3333
- FAX:03-3502-6420、03-3506-8503(送金)
5.3 大阪支店
大阪支店でも、東京支店と同様のサービスが提供されています。ただし、東京支店と大阪支店の両方で、タイ国内で開設した口座に関する手続きはできませんので、注意が必要です。
大阪支店の基本情報:
- 住所:541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町1丁目9-16 バンコック・バンク・ビルディング
- 電話番号:06-6263-7100
- FAX:06-6263-6286、06-6263-6285(送金)
6. まとめ
タイでの銀行口座開設は、外国人にとって生活の基盤を整える上で非常に重要です。バンコク銀行やカシコン銀行、サイアム商業銀行など、外国人に親しみやすい銀行を選び、適切な書類を準備してスムーズな口座開設を目指しましょう。特に、バンコク銀行のシーロム本店にあるジャパンデスクを利用することで、日本人でも安心してタイでの金融生活をスタートできます。
バンコク銀行での口座開設は、最寄りの支店を訪問するだけでなく、ジャパンデスクのサポートを活用することで、よりスムーズに進めることができます。移住後の金融生活をスムーズにスタートさせ、タイでの新しい生活を充実させましょう。