タイの車のナンバープレートの色の違いとは?種類と意味を徹底解説

タイで走っている車を見ていると、ナンバープレートの色が白や緑、黒や赤など様々なことに気づくかもしれません。実はこれらの色にはそれぞれ意味があり、車両の用途や登録状況を示しています。本記事では、旅行者や在住者、タイで車を購入・運転したい方に向けて、タイのナンバープレートの色の種類とその意味をわかりやすく解説します。また、実際の街中でよく見かける例やエピソードも交えながら、知っておくと便利な知識をご紹介します。
目次
1. 白地に黒文字(一般車両)
もっとも一般的なナンバープレートがこの「白地に黒文字」です。これは自家用車や個人が所有する乗用車に使われています。たとえば、タイで日本人が車を購入して生活している場合、多くはこのナンバーを使います。日常の買い物や通勤などに使われる車両で、街中の大多数を占めています。
2. 緑地に白文字(タクシー・商業車両)
緑の背景に白い文字のナンバープレートは、主に営業用車両に使用されます。たとえば、バンコク市内を走る黄色と緑色のタクシーの多くがこのタイプです。配車アプリ「Grab」で呼んだ車がこのナンバーで来た経験がある人も多いのではないでしょうか?営業車両ということで、保険や管理体制も一般車と異なるケースがあります。
3. 黄地に黒文字(バイクタクシー・一部商用車)
黄色の背景に黒文字のナンバーは、主にバイクタクシーや軽貨物車両などに使われます。バンコクでは渋滞を避けて移動する手段としてバイクタクシーが一般的で、オレンジ色のベストを着たドライバーがこのプレートのバイクで街中を走り回っています。「スクンビット通りからソイの奥まで5分で移動できた」など、観光客の間でもよく話題に上る移動手段です。
4. 黒地に白文字(レンタカー)
黒地に白文字のナンバープレートは、レンタカーや法人所有の車などに使われます。旅行者が空港や街のレンタカー会社で車を借りると、このタイプのプレートがついていることが多いです。タイ人の間では「観光客が運転している車」という認識があり、親切に道を譲ってくれるドライバーもいる一方で、交通マナーに不慣れな運転だと見られることもあるため注意が必要です。
5. 赤地に白文字(仮ナンバー)
赤いナンバープレートは仮ナンバーで、新車登録前の車に一時的に取り付けられるものです。納車直後の車に見られ、正式な白ナンバーが発行されるまでの間に使用されます。このナンバーの車は夜間走行が禁止されており、警察に止められるリスクもあるため、運転には注意が必要です。日本と違ってナンバープレートがすぐに発行されないタイならではの文化といえるでしょう。
6. 番外編:観光客が知っておくと便利な豆知識
・バイクのナンバープレートにも色分けがありますが、基本的には車と同じ意味合いです。
・高級車やスーパーカーには特別な書体やフレームが使われていることがあり、タイ人の間ではステータスの一部として認識されています。
・地方によってもプレートのフォントや番号の並びが若干異なるため、ナンバーを見るだけでその車がどこから来たのか推測する楽しみもあります。
【まとめ】
タイのナンバープレートの色には、それぞれ明確な意味と用途があり、日常の生活や交通ルールに密接に関わっています。旅行者にとっても、タクシーやバイクタクシーを利用する際や、レンタカーを借りる時に色の違いを知っておくことで、より安全で快適な移動が可能になります。ぜひタイの街中で車を見るときには、ナンバープレートの色にも注目してみてください。
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