バンコクのイミグレーションでリエントリーパーミットを取得する方法
タイで長期滞在している外国人にとって、リエントリーパーミット(再入国許可証)は欠かせない制度です。この許可証を取得しないまま出国すると、保有しているビザが無効になってしまいます。旅行や出張で一時的にタイを離れる予定がある方は、事前にリエントリーパーミットを取得しておきましょう。本記事では、リエントリーパーミットの概要や取得可能な場所、必要書類、手続きの流れを詳しく解説します。
目次
1. リエントリーパーミットとは?
リエントリーパーミットは、タイ国外への一時的な出国中もビザを有効に保つために必要な許可証です。これがないと、タイから出国した時点でビザが失効します。
種類
- シングルエントリー(1,000バーツ): 1回のみ有効。
- マルチエントリー(3,800バーツ): ビザの有効期間中、何度でも再入国可能。
必要な人
- 長期滞在ビザを持っているが、一時的にタイを離れる予定がある人。
- 出張や旅行で頻繁に出入国する必要があるビジネスパーソン。
2. バンコクでリエントリーパーミットを取得できる場所
バンコクでは、以下の4ヶ所でリエントリーパーミットを取得できます。
場所 | 特徴 |
---|---|
チェーンワタナイミグレーション | 一般的なビザ所有者に適した主要拠点。 |
スワンナプーム空港 | 国際線出発ロビーで申請可能。出国前に便利。 |
ドンムアン空港 | 出国審査後に申請可能。 |
ワンストップサービスセンター | BOI認可企業所属者など限定的な利用者対象。 |
3. 必要な書類と料金
リエントリーパーミットを申請するには、以下の書類が必要です。
必要書類 | 詳細 |
TM8申請フォーム | イミグレーション公式サイトからダウンロード可能。 |
パスポートのコピー | 写真ページ、ビザページ、最新の入国スタンプを含む。 |
写真(4×6cm) | 現地で撮影可能(料金100バーツ)。 |
申請料金 | シングル1,000バーツ、マルチ3,800バーツ。 |
ワンポイントアドバイス
- 事前にTM8フォームを記入して持参すると時間を節約できます。
- コピーや写真撮影はイミグレーションでも対応可能です(コピー1枚2バーツ)。
- タイの公式書類は青インクで記入する必要があります。
4. チェーンワタナのイミグレーションでの手続きの流れ
以下は、チェーンワタナのイミグレーションでリエントリーパーミットを取得する手順です。
- 書類の準備
- TM8フォームに記入し、写真を添付します。
- パスポートコピーを用意し、青インクで署名します。
- イミグレーション到着
- 「IMMIGRATION DIVISION 1」に向かいます(GATE 2付近)。
- 必要に応じて申請書を現地で受け取ります。
- 書類の提出
- 指定カウンターで書類を提出。「リエントリー」と伝えれば対応してもらえます。
- 処理待ち
- 番号札を受け取り、待機エリアで順番を待ちます。
- 順番が来たら、該当カウンターで料金を支払い、書類の確認を行います。
- 受け取り
- パスポートとリエントリーパーミットが返却されます。
- 記載内容(有効期限、シングル/マルチ)をその場で確認してください。
所要時間
- 平均1時間程度(混雑状況により異なる)。
- 営業時間: 月〜金曜 8:30〜12:00、13:00〜16:30。
5. 時間を節約するためのコツ
事前準備
- 申請書を事前に記入し、必要書類を揃えておきましょう。
- 混雑を避けるため、午後に訪れるのがおすすめです。
現地での注意点
- 地下フロアにある写真撮影・コピーサービスを活用すると便利です。
- 手数料やコピー代を現金で用意しておきましょう。
受け取り後の確認
- リエントリーパーミットの有効期限がビザの期限と一致しているか確認。
- 書類のコピーを常に携行し、紛失に備えましょう。
まとめ
リエントリーパーミットを取得することで、タイ国外への一時的な出国中もビザを有効に保つことができます。事前準備をしっかり行い、今回のガイドを参考にすることで、スムーズに申請を完了できるでしょう。初めての方もリピーターの方も、この手順を活用して快適な渡航を実現してください!
(Photo by Unsplash.com)