【バンコク三大寺院巡り】荘厳な歴史と美しさに触れる1日ツアー

タイの首都バンコクは、モダンな都市の顔を持ちながらも、歴史的な寺院や仏教文化が息づく場所です。その中でも、バンコクを訪れたらぜひ足を運びたいのが「三大寺院」として知られるワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・ポー(涅槃仏寺院)、そしてワット・アルン(暁の寺)です。これらの寺院は、どれもタイの歴史や文化、そして宗教に深く根付いており、観光客だけでなく、地元の人々からも崇拝されています。今回の記事では、三大寺院の魅力と見どころを巡る1日の旅程を紹介します。バンコクの豊かな歴史に触れながら、美しい仏教建築とその荘厳さを体験してみてください。

1. バンコク三大寺院とは?

バンコクの三大寺院とは、ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルンの三つの寺院を指します。これらの寺院はタイの歴史や文化にとって非常に重要な意味を持ち、タイ王国の繁栄と仏教信仰の象徴です。どの寺院もそれぞれ異なる特徴を持ち、訪れる人々に異なる感動を与えてくれます。

ワット・プラケオ(エメラルド寺院)

ワット・プラケオは、タイで最も神聖な寺院であり、エメラルド仏を祀る場所として有名です。王宮内に位置し、タイ王室の公式行事の場としても使用されます。

ワット・ポー(涅槃仏寺院)

ワット・ポーは、タイ最大の仏像である涅槃仏が安置されていることで知られ、また、タイ古式マッサージの発祥地としても有名です。

ワット・アルン(暁の寺)

ワット・アルンは、バンコクの象徴的な寺院の一つで、その美しいタワーはチャオプラヤ川のほとりにそびえ立っています。特に夕暮れ時に見るその姿は壮麗で、多くの観光客が訪れる人気スポットです。

2. 寺院巡りのスタート地点:ワット・プラケオ(エメラルド寺院)

ワット・プラケオ(エメラルド寺院)は、バンコク観光のハイライトの一つです。タイの最も神聖な寺院とされ、14世紀に彫られたエメラルド仏が祀られています。この寺院は、バンコク中心部にある王宮敷地内に位置し、鮮やかな金色と色彩豊かなモザイクで飾られた建築物が印象的です。

見どころ

  • エメラルド仏
    ワット・プラケオの象徴であるエメラルド仏は、実際には翡翠で作られており、タイ全土から訪れる信者たちが手を合わせに訪れるほど崇拝されています。仏像自体は小さめですが、王室の儀式に使用される際、季節ごとに異なる衣装を着せ替えられるのが特徴です。
  • 壮麗な装飾
    寺院の建物は、豪華なゴールドの装飾や美しいタイルアートで飾られています。特に、王宮と隣接するこの寺院では、タイ王室の栄華を感じさせる豪華絢爛な建築が目を引きます。寺院内を歩くだけで、その歴史的な重みを肌で感じることができるでしょう。
  • 壁画
    ワット・プラケオの回廊には、タイの神話や歴史を描いた美しい壁画が続きます。この壁画を眺めながら、タイの古代文化に思いを馳せるのも、この寺院の魅力の一つです。

3. ワット・ポー(涅槃仏寺院)の見どころ

ワット・プラケオからほど近い場所にあるワット・ポー(涅槃仏寺院)は、タイ最古の寺院の一つであり、その象徴とも言える全長46メートルの巨大な涅槃仏で有名です。この寺院は、王宮の南に位置し、タイ古式マッサージの発祥地としても知られています。

見どころ

  • 巨大な涅槃仏
    黄金に輝く巨大な涅槃仏は、観光客にとって圧巻の光景です。仏像の足には、螺鈿細工で仏教の108の象徴が描かれており、その細部の美しさにも注目してみてください。この仏像は、仏教徒にとっては悟りと安らぎの象徴とされており、訪れる人々の心を静めてくれます。
  • タイ古式マッサージ
    ワット・ポーは、タイ古式マッサージの発祥地としても知られています。境内には、マッサージスクールが併設されており、実際に施術を受けることも可能です。旅の疲れを癒すために、ぜひこの機会に本場のマッサージを体験してみてください。
  • 仏教建築群
    涅槃仏以外にも、境内にはいくつもの仏塔や祠が立ち並び、歴史的な仏教建築を間近で見ることができます。タイの仏教建築の美しさを堪能できる場所として、多くの観光客に愛されています。

4. 美しきワット・アルン(暁の寺)

ワット・アルン(暁の寺)は、チャオプラヤ川の西岸にそびえ立つ美しい塔が特徴の寺院です。この寺院は、タイの国民的象徴とも言える存在で、特に夕暮れ時にチャオプラヤ川を望む寺院のシルエットは絶景です。「暁の寺」として知られるワット・アルンは、朝焼けの時間帯に訪れるのが特におすすめですが、夕方の美しい風景も一見の価値があります。

見どころ

  • 中央塔(プラ・プラーン)
    ワット・アルンの中央には、高さ約70メートルの大塔(プラ・プラーン)がそびえ立っています。この塔は陶磁器の破片で細かく装飾されており、太陽の光を受けて美しく輝きます。塔の階段を登ることもでき、上からはチャオプラヤ川やバンコク市内の美しい景色を一望できます。
  • 川沿いの夕日
    ワット・アルンのもう一つの見どころは、川越しに見る夕日の美しさです。チャオプラヤ川沿いにあるカフェで夕方の景色を楽しむのも、寺院巡りの締めくくりにぴったりです。

5. 寺院巡りを快適に楽しむためのコツ

三大寺院を巡る際には、いくつかのポイントを押さえておくと、より快適に楽しむことができます。

ドレスコード

寺院内では、敬意を表すために適切な服装が求められます。特に肩や膝を隠す服装が必須となるので、軽装すぎる服は避けましょう。寺院によっては、入り口でショールやスカーフを貸し出している場所もあります。

午前中の訪問がベスト

バンコクは日中、特に午後になると気温が高くなるため、午前中の涼しい時間帯に訪れるのがおすすめです。混雑も避けやすく、ゆっくりと寺院内を見て回ることができます。

船での移動もおすすめ

ワット・アルンはチャオプラヤ川の西岸にあり、バンコク市内からはボートでアクセスするのが便利です。川の上からバンコクの景色を楽しみながら、涼しい風を感じることができるので、船での移動はおすすめです。

6. 三大寺院周辺のおすすめカフェ・レストラン

寺院巡りで歩き疲れたら、周辺のカフェやレストランで一息つくのも良いでしょう。以下はおすすめのカフェやレストランです。

チャオプラヤ川沿いのリバーサイドカフェ

  • サラ・リムナム
    ワット・アルンを望むロケーションにあるカフェ。タイ料理を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

タイスイーツが楽しめるカフェ

  • マンゴー・ツリー・オン・ザ・リバー
    フルーツを使ったデザートが人気で、タイの伝統的なお菓子も楽しめます。

7. まとめ:荘厳な歴史に触れるバンコクの寺院巡り

バンコクの三大寺院は、それぞれに異なる魅力を持つ歴史的なスポットです。タイの仏教文化や王室の歴史に触れ、荘厳な寺院建築の美しさを堪能することで、バンコクの新たな一面を体験できるでしょう。寺院巡りを終えた後は、川沿いのカフェで一息つきながら、バンコクの歴史と現代が交錯する風景を楽しむのもおすすめです。

(Photo by Unsplash.com)